セカンドアルバムの頃からファンになったミュージシャンです。
ファンの間では、ピンク姐さんと呼ばれていることからもわかるように、
ステージ外の言動からも、一本気で男前な人柄が伝わってきます。
本作は2019年のツアーを音源にしていますが、
自身のヒット曲だけでなく、カバー曲も充実しています。
とりわけ、ビショップ・ブリッグスの「River」は絶妙の選曲です。
ブリッグスがデビューした時、
歌唱力、雰囲気ともにピンクを彷彿とさせていましたので、
ピンクの持ち歌と錯覚してしまいそうな違和感のなさです。
その他、ウェンブリーでのライブだけあって、クイーンのカバーも感動的です。
本作と同時に、Amazonプライムではツアーのドキュメンタリーが配信されていますが、
こちらの方は、音楽以上にピンクと家族との関わりに焦点が当てられています。
夫と二人の子供を帯同したツアーの記録なんですが、
どうしても仕事と家族を両立させたいピンクに対し、
長女のウィローちゃんは、ツアーよりも友達とのサマーキャンプに興味がありそうです。
親としてのストレスは、一般の家庭と何ら変わりありません。
ありきたりなツアーのドキュメンタリーとは一味違う面白さです。
Spotify Embed