戸籍法改正問題

待ちに待った通知が市役所から届きました。
名前の振り仮名の確認です。
第一回目のブログのネタに取り上げ、以降も何度か記事にしましたが、自分の名前の振り仮名が常用されていない読み方のため(”祥”と書いて、”ショウ”とは読まず、”ヨウ”と読みます)、”ショウ”と通知されてくることをワクワクしながら待っていたのですが、親がつけたとおり”ヨウ”で確認がきました。
通知には、間違っていなかったら何もしなくてイイヨ、と拍子抜けするような説明が付されています。

妄想の中では、異議を唱え、裁判に持ち込み、「親がつけた名前を今更捨てられるか!」とTVのインタビューに答え、”勝訴”の垂れ幕を手に弁護士が裁判所から飛び出してくるところまで想像していたのですが、あっけない結末でした。
きっとお役所も「光宙(ピカチュウ)君」や「夢姫(プリンセス)ちゃん」とか、もっとやっかいなキラキラさんたちを相手にしなければならないので、”祥”を”ヨウ”と読もうが”ショウ”と読もうが、そんな小物にかまっちゃいられない、ってことかと思います。

もし”ショウ”と通知がきたら、いっそのこと”ショウ”に変えても良いかなとも思っいたのですが、それはそれでパスポートやクレジットカードの変更が面倒ですし、何より名前を変えた途端にとんでもない不運に見舞われるなんてこともありはしないかなどと余計な心配もしていましたので、ありきたりな結末でめでたしめでたしとしておきましょう。

一方、少し悩んでいるのが妻の振り仮名です。
“泉”という漢字に対し、親から”イヅミ”の読み仮名を与えられたものの、日本語の曖昧さもあり、”イズミ”を使ったり、”イヅミ”を使ったり、本人もその曖昧さに甘んじて生きてきたため、結局どっちにしたら良いのか迷いました。

基本的には”ズ”が推奨されているそうですが、特定の条件下では”ヅ”もOKだそうです。
例えば、同音点呼(”つづく”とか”つづみ”)とか二語連合(”みかづき”とか”こづつみ”)とか。
以上、AIに教えていただきました。
日本語、難し過ぎです(ちなみに、mu”z”ukasiiと打たないと正しく変換されません)。
私が外国人だったら、絶対日本語を覚えようなんて思いません。

パスポートの標記ルールでは、”イズミ”も”イヅミ”もIZUMIと記載しなければなりませんが、日本語の場合最終的にはどっちでも良いらしいのです。
どっちでも良いと言われるとかえって困ってしまいます。
妻と二人で悩んだ結果、親につけてもらった”イヅミ”で構わないんだったら、「変更無し」っていうことにしようと落ち着きました。

法務省のHPでは「氏名の振り仮名については、『氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない』との規律がもうけられました」などと恐ろし気なことが書かれていましたが、その割にはやや拍子抜けです。
と言うことで、長く引っ張ってきたフリガナネタもこれであっけなく最終回を迎えました(あーつまんないの)。

タイトルとURLをコピーしました