パトカーと救急車と消防車のサイレンの音を聞き分けられる人が、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
おそらく、ほとんどの人は区別がつかないと思います(え?私だけですか)
この歳になって、ボーちゃんのままあの世に行くわけにはいきません。
いざという時、自分を迎えにきた救急車両が何なのかを間違えるようでは困ります。
ちなみに、人口10万人あたりの医師数が日本一の市に住んでいると、救急車両に遭遇するのは日常茶飯です。
運転中サイレンの音が聞こえてくると、一体どこから救急車両が接近しているのか、ドキドキしながら前後左右を見回す場面が頻繁に起こります。
・消防車(火事の場合)→ウーウー+カンカン
・消防車(火事以外)→ウーウー
・パトカー →ウーウー
・救急車 →ピーポーピーポー、及び低音域のウーウーと高音域のウーウーを手動で使い分け
どうやら「ウーウー」は共通して発生しますので、場合によっては区別がつかなくても当たり前ですよね。
ということで夏休みの自由研究(にはなりません)終わり。
車を運転していて、突然ピーピーと警告音が鳴り響くと、プチパニックになります。
叱られるような粗相をしでかしたかな?などと周囲をきょきょろ見回してしまうので、意味不明な警告音は、むしろ事故に繋がるんじゃないでしょうか。
そうか!助手席に重たい荷物を置いているからシートベルト未着用の警告音が鳴るんだ、と気づいた時には、世紀の大発見をしたように嬉しくなっちゃいました。
それ以外でも、安全支援機能により、理由がよくわからず警告音が鳴り響くことがあり、むしろびっくりして運転操作を誤りそうです。
最近の電気製品は、事あるごとに警報音で教えてくれます。
洗濯が終わったらピーピー、食器の乾燥が終わったらピーピー、電子レンジの中に入れっぱなしにしていたらピーピー、冷蔵庫の扉が半開きになっていたらピーピー。
どの警報音も微妙に違うのでしょうが、正確には聞き分けられません。
洗濯のピーピーが聞こえたら物干しをセット、食器の乾燥が終わったら棚に収納等、速やかに対応するのが我が家のルールになっていますので、ピーピー音には自ずと敏感になろうってものです。
iPhoneの着信音って世界中どこでも同じなので、テレビの画面から聞こえてきても、ついあたふたしてしまいます。
外国映画なんかは英語の着信音(?)で鳴らせよとか思いませんか。
どんなにオシャレなフランス映画や、スリル満点のハリウッド大作を見ていても、iPhoneの着信音が聞こえてくると、日本の日常に引き戻される気になります。
妻は何故かiPhoneの着信音をミュートにしていて、必ず1度は着信を聞き逃すのですが、気づいて折り返した相手が電話にでてくれないのは、スマホあるあるですね。
「なんですぐかけ直したのに出ないのよ💢」はお互い様ってやつですが、聞こえないフリして静観することにしています。
クマゼミは、80~90dbで、「シャシャシャ」「ワシワシワシ」
アブラゼミは、70~80dbで、「ジッジッジッ」「ジリジリジリ」と鳴くそうです。
さすがに、ツクツクボウシぐらいは聞き分けられますが、クマゼミとアブラゼミは、文字に起こしてもらったところで、よくわかりません。
報道では、今年は蝉が鳴かないなどと言われていましたが、我が家の玄関を開けると、100匹は下らない数の蝉たちが狂喜乱舞して飛び回ります。
90dbと言えば、大型バイクの排気音ぐらいです。
蝉が一斉に鳴き狂っている時に、滑舌の悪い私が家族に話しかけると「お前の声は蝉に負けていて、何を言ってかわからない」と冷たくあしらわれます。
庭のシマトネリコの木は蝉たちに大そう人気ですが、鳩が巣を作ったこともあれば、カメムシに覆いつくされていることもあります。
シマト・ネリコって、女の子のアイドルみたいな名前ですが、生き物たちの人気者なんですね。
出張先のホテルで夜中にピンポンが鳴る時の怖さといったらありません。
絶対部屋を間違っているに違いないと思ってはみるものの、ふとんにくるまって身を固くし、災難が過ぎ去るのを待つことしかできない情けなさよ。
国内ならまだしも、海外なんかだと恐怖が倍増します。
トイレに入っている時は「I’m in here(入ってますよ)」でしたっけ?
ホテルの部屋を間違ってノックされた場合はどう言ったら良いのでしょう、「Who are you?」じゃなさそうだし…。