thanks 梅雨(to you)

ゲリラ豪雨は願い下げですが、梅雨時、しとしと降る小雨が好きです。

雨を見ながら外で本を読めるような家に住みたいな、と若い頃漠然と夢見ていました。
今住んでいる家には大きなパラソルがあり、小雨程度なら本を読めないこともないのですが、一度試して見たら文庫本のページがよれよれになってしまったので、憧れは憧れのままにしておく方が良いようです。

休日の外出が億劫なのですが、外に出ないのも何となく後ろめたくて、雨が降ると自分自身に対し言い訳ができるのが良いです。
外出をあきらめ、一日中Netflixを見ていても、雨だからしょうがないや、で納得できますもんね。

休日、ゴロゴロダラダラは疲労回復に逆効果、などともっともらしく解説している記事がネット上で目につきますが、緊張と緩和、交感神経と副交感神経のバランスこそが大事だと自分に言い聞かせ、休日はできるだけ外出しないことにしている怠け者のイダログです。
外出しないことで罪悪感を抱くことこそ健康に良くない、という説もありますので、そちらに一票。

オシャレな傘に買い替えたいなと思いながら、すでに十数年経ってしまいました。
傘って、消耗するものではないので、台風なんかで骨(専門用語でもあるかと思いきや、”骨”なんですって)が折れたり、コンビニの傘立てに忘れたりしないかぎり、ずっと使い続けてしまいます。
おまけに出張が多いと、予想外の雨に遭遇し、コンビニの傘(最近は、折りたたみでも低価格で手に入るんですね)を買わざるを得なくなることがあり、ビニール傘や安物の折りたたみ傘は溜まる一方です。

傘の起源は4000年前の壁画にも描かれているそうですが、開閉式になったのは13世紀頃だそうです。
これだけ世の中が進歩しても、傘だけは基本的な形が変わらず、開閉方法に進化した程度で、それ以外は生まれた時のままなんですよ。
完成された形で誕生したため、改良の余地がないっていうことらしいのですが、円形(正確には数角形ですが)っていうのが、宇宙や生命にかかわる完全な図形だから、っていうこともあるんじゃないでしょうか。
湯呑だったり、水筒だったり、円形のものって形を変えようがありませんものね(ちょっと違うかな?)

災害にならない限り梅雨時も風流で良いのですが、多少ストレスを感じるのが車の乗り降りです。
乗り込む直前で傘をたたむ時って、絶対濡れるじゃないですか。
あれがなんとかならないものか、そうだ💡、逆さにたためる傘をつくればいいんだ、と閃いて念のためAmazonで検索したところ、すでに逆さにたためる傘なんていくらでも販売されているじゃありませんか。
「逆さ折り式」って名前までついていて、Amazonでは、ご丁寧に車に乗り込む時の画像つきで商品紹介されています。
「車に乗る雨の日にはこの逆開き!」「リピです」「車利用には最適」などのレビューが並んでいますので、ちょっとそそられるのですが、きっと家族からは冷たい目で見られそうなので、少し興奮を冷ましてから、もう一度考えてみましょう。
アイディア商品って、意外と使い物にならないことが多いですもんね。

雨を口実に引き籠っていた本日の歩数は198歩。
スパイ衛星に監視されていたら、機器の故障を疑われるほど、ほぼ静止状態の休日でした。

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