7人の鬼太郎

10月最後の登園日、孫クンの幼稚園は毎年恒例のハロウィンパーティーです(他の幼稚園でもこんなことやっているのでしょうか?)
昨年は、スポンジボブの被り物で一日過ごした猛者もいたようですが、画像を見る限り今年は比較的おとなしい衣装に身を包んだ園児たちです。

毎年家族で頭を痛めてきましたが、これで最後の今年はだいぶ手慣れてきて、目下孫クンが夢中のゲゲゲの鬼太郎にすんなり決まりました。
数か月前から髪の毛も伸ばし始めており、園内活動の邪魔にならないよう、毎朝、髪の毛をヘアピンで留めてから登園しています。
一昔前だったら注意を受けそうなヘアスタイルですが、男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく、などと言おうものなら炎上するご時世なので、孫クンのヘアピンも黙認されているようです。
孫クンの方も周囲の目をまったく気にするそぶりを見せませんが、見ているこちらの方がソワソワしてしまうのは昭和世代だからでしょうか。

園から送ってきた当日の画像を見せてもらうと、鬼太郎は意外に人気で、女子1名を含む7人の鬼太郎が勢ぞろいしていました。
アニメでも、ニセ鬼太郎のエピソードがありそうですが、7人も揃うのは壮観です。
よくよく見ると、妖気アンテナを立てているのは孫クンだけです。
大勢の妖怪もどきが集まったハロウィンパーティで、妖気アンテナが立たないのはおかしいので、細部までこだわったのは成功でした。
今年の一番人気は、もちろん鬼滅の刃ですが、今の子どもたちにも鬼太郎が根強い人気なのは、昭和世代としても誇らしい気持ちです。

その他にも、ガチの死神コス(これこそ真のハロウィンですよ!)で園児を泣かせてしまった若い先生、
ママからミッキーの衣装を着せられたにもかかわらず、勝手に耳カチューシャを外し、周囲のお友だちにはコナンと言い張っていた男の子、
などなど多彩なコスプレイヤーが揃っていましたが、中でも出色の出来は、クロネコヤマトのコスチュームを身にまとった園児です。
子どもが納得しているのかどうかはわかりませんが、保護者のセンスの良さに感心させられます。

孫クンは、春休みの卒園旅行を鳥取の境港、水木しげるロードと決めているようです。
それまでに片目が隠れるくらいまで髪を伸ばすのが孫クンの目下の目標です。
春休みの水木しげるロードなんて、きっとニセ鬼太郎だらけなんでしょうね。

幼稚園のハロウィンパーティが終わっても、パーティーピーポーの孫クンにとってのハロウィンパーティは終わりません。
家に帰ってからも鬼太郎の衣装のままホームパーティーが始まります。
孫クンから「ジーコ(私)は、ねずみ男の格好で来い」と言われていたのですが、生憎(又は運よく)お客さんとの会食が入ったため、パーカーのフードをスッポリかぶり、ねじみの髭をマジックで描かずに済んでホッとしたハロウィンの夜でした。

まだ10月末だと言うのに、娘の家は既にクリスマスツリーも飾ってあります。
ハロウィンとクリスマスが同居してバチが当たったりしないのか心配になりますが、ハロウィンは宗教儀式ではなさそうなので、大丈夫なのでしょうか。
念のためAIにお尋ねしてみたところ「どちらも文化的なイベントであり、どのように祝うかは個人の自由です!」との心強いアドバイスをいただきました。
おまけに「ハロウィンの装飾(例えば、かぼちゃやクモの巣)とクリスマスの装飾(例えば、ツリーやライト)を組み合わせることで、ユニークな『ハロウィン・クリスマス』のテーマを作り出すことができます!」などと、斬新な提案までいただきましたが、本当に真に受けて良いのでしょうか。

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