侍タイムスリッパー

画像引用:Amazon

ご存知、自主制作にして、日本アカデミー賞作品賞受賞作品です。

ストーリーは題名からわかるとおり、幕末の会津士が、現代の京都お時代劇撮影所にタイムスリップし、斬られ役として奮闘するコメディーです。
衰退しつつある時代劇と、幕末の侍の生きざま死にざまへのオマージュが重なり、単純なコメディーでは終わらない奥の深さを湛えています。

本当にそこまで持ち上げるほどの作品か?とやや疑いながら鑑賞しましたが、確かに納得の良作でした。
技術的にはメジャーな作品に及ばないのかもしれませんが、納得がいくまで作り込んだであろう作り手の熱意が伝わってくる作品でした。
主演の山口馬木也さんも、幕末の侍と時代劇の斬られ役という、似て非なるものを、見事に演じ分ける好演でした。

自主制作だからと言って、安っぽさは微塵も感じさせず、ちゃんと感動を与えてくれる佳作です。

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