サクリスタン(前編)(再掲)

画像引用:「銀のすぷーん」HPより

本来は「教会の番人」という意味らしいんですが、お菓子の話です。

出張が緩和されたので、取引先への訪問を始めようと思うんですが、
お土産で頭を痛めています。

〇〇と言えば△△、という銘菓が久留米市にはないため、
安易に済ませようとすると八女茶になってしまうのですが、
それは隣町の名産なので納得できず、
色々考えた末に、地元の老舗洋菓子店「銀のすぷーん」のサクリスタンにしました。

お土産の基本は自分自身が好きなもの、と決めています。

他にも黒砂糖を使ったお菓子を作る「黒棒製菓」という製菓会社があって、
直売だけでなく、カフェもやってるんですが、
どんなタイプのお菓子もそつなく作るブランドなんです。
ただ、ややマニアックなので今回はやめました。

ところでサクリスタンですが、20本入りが欲しいのに、
10本入りの上は18本入りという中途半端な規格になってるんです。
しかも、10本入りが1500円なのに、18本入りは3000円です。
単価が上がってるじゃありませんか。価格設定おかしくないですか?

お店のオニイさん(ほとんどの販売員はスイーツの好きそうなオネエさんばかりです)に、
「20本入りにはできませんか?」と聞くと、
「18本入りの箱には、20本でも入るから大丈夫です!」
と自信満々で答えてくれたんですが、
「ただし、箱代をいただいてますが宜しいでしょうか?
 20本で3000円プラス箱代になります」と仰るじゃありませんか。

「1本の単価は・・・?箱代は・・・?」
ホワイトボードに書かないと答えが出せそうになかったので、
とりあえず「いいですよー」と答えるしかありません。

さて、ここで問題です。

1本150円のサクリスタンを18本入りで買うと3000円ですが、
同じ箱に20本入れてもらうと、箱代込みで3400円になります。
さて、どちらがお得でしょう?

って、最近の小学校の算数の問題にありそうです。
答えは明らかなんですが、何故そうなるのか理屈がよくわかりません。

きっと、お菓子が主役だと思い込んでるからいけないんでしょうね。
頭を切り替え、実は箱の方が裏で権力を握っているからだと考えると、
何となく合点がいきます。

ということで、「久留米のサクリスタン」を全国に広めようと思っています。

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