お降りの方は、降車ボタンを

路線バスで終点に着く時、降車ボタンって押すべきなのでしょうか。

押したとしましょう、周りの人はどう思いますか。
(終点では止まるに決まってるだろ。バカじゃね、こいつ)みたいに思われるに決まっています。
絶対、自分から率先して押してやるもんか。

押さなかったとしましょう、もう一人の自分がソワソワし始めます。
日頃からストレスたまりまくっている運転手さんにとっては、降車ボタンの点灯=確実な停車、が脊髄反射的に植え付けられていますから、(なんで、こいつら誰も降車ボタンを押さないんだよ。このまま、突っ走ってやろうか)とか気を悪くされるんじゃなかろうか、などといらぬ心配で落ち着かなくなってしまいます。

ネット上の見解を見てみましょう。
押さない人が多数派です。こどもに向かって「終点だから押しちゃダメ!」と言う親もいるようです。
ちなみに、子どもはやたら押したがるから、子どもが乗っていた時は、終点でも押されることが多いそうです。
「ボクが押す!ボクが押す!」などどと騒いでいる可愛いアホガキがいると、つい押すのを躊躇ってしまいますね。
で、結論はと言うと、交通系サイトやバス会社の見解は「どちらでも良い」でした。
原則、乗客がいなくても終点では必ず停車するのがルールなんだそうです。

要するに、小心な私の考え過ぎです。

先日の出張の際、終点に着く時点で私一人だったんですが、余裕かまして座っていたところ、降車場を通り過ぎ、そのままロータリーの反対側にある始発のバス停に向かって走り出すではありあせんか。
始発のバス停で恐るおそる出口へ向かったところ、運転手さんの方がビックリしていて「スミマセン、気づきませんでした」だって。
自分の存在感のなさにも責任がある以上、怒る気にもなれません、

って、誰も乗っていなくても止まる決まりじゃなかったんかい⁉
こうなると、ネットの情報を真に受けるわけにはいきません。
押すべきか押さざるべきか、また振り出しに戻って迷っちゃうんですよね。

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