静かなマスク会食(再掲)

友人との5人以上の会食を断り続けて、はや1年近くなります。

5人以上になると、
・全員が必ずしも気心が知れているとは限らない。
 - 友達の友達、とかかが混じったりする可能性が高くなる
・2対3とかの小集団活動が始まってしまう
 - 最悪の場合、1対4で孤立する犠牲者がでる場合がある。
   かと言って一人だけの話に耳を傾けるのは疲れる(特に会社の上司の場合)
・対角線のメンバー同士は大声を張り上げなければならなくなる
 - 飛沫が飛ぶこと間違いなし
と言うことで、「マスク会食」以外は概ね菅さんの言いつけを守っています。

6人だと、頭数では3対3に分かれるんですが、
真ん中に座っていると、さてどっちに付こうかな?と落ち着かなくなります。

8人だと、きれいに4対4ですよね。
そうなってくると、いよいよ大勢で集まる必要ないんじゃない?と思ってしまいます。

10人とか20人の忘年会になると、なおさらです。

元来飽きっぽいタチなので、だいたい1時間半ぐらいで充電が切れます。
それを過ぎると急速にテンションが下がって、”早く帰りたいモード”に切り替わります。
長くなりがちなのも、大人数の宴会が嫌いな理由の一つです。

ところで、ジイサン(=自分よりもっとジイサン)と会食すると、
時折、飛沫が可視化することが、WHOの研究結果でも明らかになっています(ウソです。)

昔話や自慢話でゾーンに入ると、口の中から小さな欠片が飛んでくることがあります。

泡を吹いてるのか、元はフードだったものの一部なのかわかりませんが、
それがテーブルの中ほど、非武装中立地帯に落下すると、こっちの方があせってしまいます。

気づかないフリをしないと失礼かなとか思い、
相手も気づいていながら、ここで話の腰を折られてたまるものか、
とお互い欠片には視線を向けず、
しっかり目を見て話を続けるのがビジネスマナーです(ウソです。)

たまに正直な人だと、「すまんすまん」と言いながら、ナプキンで拭き取ったりしますが、
欠片が休戦ラインを越え、明らかな自国領土(例えば、スーツの袖口とか)に落下すると、
俄然緊張感が高まります。

どのタイミングで袖口に落下した欠片を処理したものか、
そればっかりに意識が集中してしまいます。

次の注文で注意が逸れた隙に、とか作戦を立て始めると、
相手の言っていることなど頭に入ってこなくなります。

タラちゃんだったら
「おじいちゃん、お口にものが入っている時は、しゃべっちゃダメですよ!」
とか言えるんでしょうけど。

自分もすっかりジイサンになってしまいましたので、
逆の立場にならないよう、”静かなマスク会食”も良い方法かもしれません。

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