オープンしたばかりの商業施設に行ってきました。
飲食含め興味をそそられる店舗も入ってますが、
平日とは言え、そろそろ賑わってきそうな金曜日の夕方近くにも関わらず、
館の中は、閉店間際のように閑散としていました。
コーヒーでも飲んでんサボるにはうってつけなのですが、先行きが心配です。
1階から4階まで、4、5人のお客しかいませんでしたが、
入口ではちゃんと感染予防をとっています。
アルコール消毒と、例のおでこにピッとするヤツです。
あまりにもお客が少ないためか、警備のオジサンも久しぶりにピッとできて、
嬉しそうでした。
あのおでこにピッとするヤツ、緊張しませんか。
別に体調が悪いわけではないのですが、
まかり間違って熱があるのに気付いていなかったらどうしよう、
などどついつい不安になってしまいます。
どんなささやかな場面でも、誰かに拒絶されるって、恐怖ですよね。
一人ならまだしも、家族と買い物や食事に行って、ピッとやられて、
「お客様申し訳ございません・・・」と言われたらパニックになりそうです。
家族で出かける時は、最後尾をとぼとぼついていくことが多いので、
きっと入場できなかったことにも気づかれず、
店内に消えていく家族の後姿を見送ることになるんじゃないでしょうか。
タイタニックで、家族に救命ボートの席を譲って、
「皆、幸せに暮らすんだよ~」と見送る父親のせつなさを経験しそうです。
逆に、熱がある人に出くわした時は、係の人も動揺するんじゃないでしょうか。
そんな場面に遭遇したことはありませんが、
たぶんですが「もう一回図り直しましょうねッ(ひきつった笑み)」みたいな感じで、
気持ち、おでこから離して、適当なところでごまかすんじゃないかと思うんです。
そんな技が使えるかどうかは知りませんけど、怖そうな人と揉めるのは嫌ですよね。
ちょっと話は違いますが、海外のイミグレでも緊張しますね。
連れは、何事もなく通過しているのに、何故か話しかけられることが多いんです。
「アンタナニヤッテルヒト?サイシュウモクテキチハ?カゾクニアウノ?トモダチ?」
などと、尋問されてるのか、ただ単に暇つぶしで聞いているのかわからないんですが、
別の部屋に連れていかれて、拷問されたらどうしようとか思うと、
緊張して余計挙動不審になってしまいます。
Rの発音が正確に言えるまで絶対釈放しない!とか言われたら、泣いちゃいますよ。
乗り越し精算せずに改札を通る時もそうです。
もう少し優しく拒絶してくれないものでしょうか。
鬼のような形相(が浮かんでいるように見える)で、バタン!と閉じなくたっていいでしょう。
考えてみると、入場を拒絶されるて嬉しくなることって、あんまりないですね。
けど近い将来、地獄に落ちた時は、たぶん門みたいなところに係の人がいると思うんですが、
「はい、おでこ失礼しまーす」とか言われて、ピッてされた時に、
「あれ?善人度が37.6度ありますね。地獄は無理かな・・・」とか言われると、
ラッキーと思ってしまいますが、
「もう一回測り直しましょうね(爽やかな笑み)」みたいに言われ、
おでこからちょっと離して、
「あ、大丈夫そうです。どうぞ」とかは、言われたくないですよね。