ジャネーの法則(再掲)

採用活動はまだ継続中ですが、他の会社同様、10月1日に一旦内定式を挙行しました。

入社式も同様ですが、最近頭をよぎるのは、自分自身が22歳だった時からの年月の経過です。
若い彼らを見ながら、頭の中では、
「これから40年も働くなんて信じられる?」
って言いたところなんですが、
38年前の自分は、そんなことこれっぽっちも考えませんでした。
内定式の学生達も、誰一人そんなネガティブな気持は持ってないでしょうね。

38年経った今だから、思うんですよね。

もう一回22歳に戻してやろうか、って聞かれても、
もう、うんざりだからいいよ、って答えることでしょう。

ところで、ジャネーの法則というのがあります。
時間は年齢と反比例するってやつです。

50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、
5歳の人間にとっては5分の1に相当する。
よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、
5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

Wikipedia

確かに思い当たる節はありますね。

小学校の6年間はとてつもなく長く感じられましたが、概ね楽しい時間でした。
その6年間で、人生の前半が終わってしまったような錯覚に陥りますが、
実際はたったの6年で、会社で過ごした時間の六分の一に過ぎません。

それに比べると、社会人になってからの時間の進み方は確かに早いですよ。
結婚生活の30年もあっと言う間です(楽しまなきゃね。)

しかし、時間が長く、有り余っているように感じられる時には、
どうしても時間を無駄にしてしまいがちです。

そこに気づいて時間を有効に使える人が、
ジョブスやザッカーバーグのようになるんでしょうね。

だから、若い時の時間を大事にしましょう、って言いたいところですが、
今、自分にとって時間の進み方が早くなってきているから言えることで、
時間がゆっくり進んでいる若い人にはわかりっこないですよね。

ちなみに、若い時でも、楽しい時間は早く進んでいたように感じられますし、
一方で、つまらない話を聞いている時は、この歳になっても時間の進み方は遅いです。

この点は、ジャネーの法則でどう説明したらいいんでしょう。

もうこの歳だと、確かに1年後のイベントなどすぐやってくるように思えるから、
待ち遠しいって感覚もないんですが、
同じように平均寿命の81歳もすぐやってきちゃうんでしょうね。

ここは、大きなジレンマです。

車はあと1回買い換えたら終わりかな、などと呟いて妻に嫌な顔もされます。

さしあたって、
2021年オリンピック・・・たぶん見られるよな、
2024年大阪万博・・・興味はないけど、まだ生きてそう、
2024年天神ビッグバン・・・2年延期になるらしいので、絶対とは言えないな、
2027年リニア新幹線品川名古屋・・・自信ないけど頑張ろう、
2045年リニア新幹線全線・・・ムリ。

まあ、こんなのはどうでもいいんですけど、
マーベルは何時まで続くんだろうとか、ウエストワールドの完結は見られるかな、
の方が大きな問題です。

高齢者がキレやすくなったりするのも、この法則と関連がありそうです。
平均寿命が50歳だった時代に比べると、
時間が猛烈なスピードで進んでいるわけですから、
不安に駆られて、気が短くなるのもわかりますよね。

そんな不安感への防衛本能として、認知機能が低下するんじゃないでしょうか。
(ちょっと理論の展開が怪しくなってきました。)

うん、ジャネーの法則は、入社式のネタで使えそうです。

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