今週、cocoaで接触通知を受けたことがある人に初めて会いました。
そんな人、実際にいるんですね。
身の回りで感染した人は結構いるのに、
cocoaの通知を受けたことがある人って聞いたことがないですよね。
考えてみると、感染してから陽性情報を登録した後、
ウロウロ歩き回っている人なんて基本的にいないはずです。
そんな、世の中に恨みがありそうな人って、”ジョーカー”ぐらいしか思い当たりません。
逆に知っている相手との打ち合わせの後なんかに通知を受けたら、
それこそ、殴ってやろうか、ですよね。
1.陽性登録後の人(ジョーカーを除く)と接触する機会はまずあり得ない。
2.アプリのダウンロード件数が23百万件で、
3.実際に感染して陽性登録した人が2%ちょっとしかいない。
4.その上アプリがでたらめときたら、
接触通知なんて、何かの間違いじゃないかと思っちゃいますよね。
その人は、通知を受けた後がいかに大変だったかを楽しそうに話してくれましたので、
通知を受けた経験も、まんざらではなかったのでしょう。
実際に感染したのであれば、それこそ青ざめてしまいますが、
いい加減そうなアプリに通知されたぐらいだと、
変化の少ない日常にとっては、ささやかな刺激になったのかもしれません。
特にセールスパーソンにとっては、お客との雑談の恰好のネタですもんね。
利用しない手はないですよ。
良識のある多くの人は、
安全と健康のために率先してアプリを登録したんでしょうけど、
心の片隅では子供みたく、通知がこないかな、通知がきたら休めるのに、
などと不謹慎なことを考えている人が必ず一定数はいるはずです。
もちろん私のcocoaも、
今まで一度も接触を通知してきたことはありません。
出張の途中で確認する度にホッとしますが、
このアプリ本当に生きてるの?っていう疑いとともに、
0.1%ぐらいの期待はずれ感は残ります。
「ドクターストップがかかっとるばってん。オレは飲むばい」
とか宴席でドヤ顔だった人が、γ-GTPが下がってしまい、
男らしさを自慢できなくなってしまった時の心理状態に近い
のかもしれません(ちょっと意味が違いますか?)
ところで、アプリの画面には、陽性情報を登録するボタンがありますが、
あれって、間違って押しちゃったらどうなるんだろう、とか気になりませんか。
押したとたん、10分後には白い防護服を着た集団に囲まれ、
窓のないバンで山奥の研究所に連れていかれるんじゃないか、
っていう妄想に駆られますが、
100%あり得ません!パニック映画の見過ぎです。
けど、意外とそんな妄想が積極的な陽性登録の邪魔をしているのかもしれませんよ。