
池田エライザ主演による、2018年の作品です。
不幸な生い立ちを背負い、人と関わるのが苦手な池田エライザ扮する主人公「御子(みこ)」は、たった一人の身内である、母の弟(オダギリジョー)の下で、事故物件の洗浄(ロンダリング)を請け負っています。
御子の仕事は、自殺や殺人など悲惨な原因により事故物件となった部屋で一定期間暮らすことですが、作品のトーンは至って脱力系です。
実は、霊が見える特殊能力を持つ御子は、霊たちとの交流の中で自身を見つめ直し、成長していきます。
怪しげな裏稼業を営みながらも主人公思いなオダギリジョーをはじめ、脇を固める共演者たちも味のある曲者揃いです。
深みのある作品ではありませんが、きれいにまとまった無駄のないストーリーは、さりげなく心に沁み込んできます。
地味ながら、穏やかな日本映画を好む(私のような)映画ファンの心には刺さります。
爽やかな余韻を残してくれる作品です。
