エレクトリック・ステイト

画像引用:Netflix

ルッソ兄弟監督、ミリー・ボビー・ブラウン主演の、Netflixオリジナル作品です。

自律型ロボットが社会に普及し、その後1990年代に彼らが追放されてしまった今とは異なる世界線が舞台になっています。
ロボットたちは強制収容所のようなエリアに閉じ込められており、人間は仮想現実の世界にふけり、人と人との絆が失われた世界でもあります。
ロボットと人間が対立する世界で、行方不明になった弟を探す主人公と彼女を助ける禁制品のブローカー(クリス・プラット)のロードムービーです。

ロッテントマトの批評家スコアは、なんと15%と通常ではありえないほどの低評価ですが、視聴者スコアは71%なので、好き嫌いがハッキリ分かれる作品のようです。
追放されたロボットたちが、ブリキのおもちゃさながらの愛らしさで、演出も古いディズニー作品のようなほのぼの感満載なので、ルッソ兄弟に期待した批評家の目には、物足りなく映ったものと思われます。

批評家スコア15%の怖いモノ見たさで鑑賞しても構いませんが、私は十分楽しめました。
ファミリー向け映画の目線で鑑賞すれば、微笑ましく、切なく、ホロリとさせられ、視聴者スコア71%も理解できる良作です。

タイトルとURLをコピーしました