リーチャー シーズン2

画像引用:Amazon

シーズン1も絶賛しましたが、シーズン2も再び絶賛します。

シーズン1が、閉鎖的な地方都市を舞台としたミステリーの味付けでしたが、シーズン2は、都会に舞台を移し、より規模の大きな陰謀に立ち向かうリーチャーとその仲間たちを描いています。
今回は気心の知れた、軍隊時代の仲間たちとのチームプレイなので、仲間との絆がより色濃く打ち出されていますが、主人公リーチャーは相変わらずの無双ぶりです。

シーズン1でも述べましたが、トム・クルーズ版のリーチャーとはまったく異なるキャラクターです。
クルーズ版リーチャーも本作のリーチャーも、正義感の強さは同じですが、本作のリーチャーは悪党に対して情け容赦がありません。
殴る蹴るはもとより、拷問も辞さず、口を割らせたとたんに容赦なく射殺するといった悪への非情さは、見ていて爽快感すら覚えます。

クルーズ版同様、文明に背を向け一匹狼を貫く主人公ですが、クルーズとは違い、陰りがつき纏っているのもまた魅力です。
カネにも名誉にも目をくれず、たとえ昔の仲間であっても、危機が迫った時以外は一切関りを持とうとしないストイックさ、とってもベタなキャラ設定なんですが、男だったら(不適切な表現でしょうか)こんな生き方がしてみたい、などと本気で憧れてしまいそうなヒーロー像です。

閉塞感を打ち破ってくれる、カタルシス溢れる快作です。

タイトルとURLをコピーしました