ソウルメイト/七月と安生

画像引用:Amazon

「少年の君」繋がりで、ツァン監督の2016年作品もお勧めします。

岩井俊二作品を思わせる洗練されたストーリーと演出が、ツァン監督の才能の高さを感じさせます。
こちらもチョウ・ドンユイ主演ですが、「少年の君」とは別人のようで、演技の幅の広さに驚かされます。

七月(チー・ユエ)と安生(アン・シェン)という幼馴染の出逢いから大人になるまでの友情物語ですが、”27クラブ”を意識した「27歳で死にたい」というチョウ演じる安生の台詞からも、物語の空気感が伝わってきます。

ネタバレになるので詳しく説明できませんが、やや重たいストーリーながら、凝った展開からはスタイリッシュさが感じられ、決して後味の悪い物語ではありません。

切なく、美しい、佳作です。

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