Amazonオリジナルの最高傑作(と勝手に思い込んでます)とも、
ついにお別れの時がきました。
以前シーズン5まで終わったところで記事にしましたが、
今回のシーズン6で、”打ち切り”という形の終焉を迎えました。
これがNetflixだったら、またいつもの金儲け至上主義か、
って思ってしまうところですが、
本作に関しては、ジェフ・ベゾスさん今までガンバってくれてありがとうです。
一度は他局で打ち切りの憂き目にあった本作を、
ベゾスの思い入れにより、Amazonプライムで復活させ、
ここまで引っ張ってくれたことに感謝です。
原作の方は、まだ続いているようですが、
ドラマの方は、残念ながら伏線を回収することなく終了しました。
ただ、最低限決着をつけておくべきストーリーライン、
すなわち、地球と火星と小惑星の三つ巴の争いが、
太陽系の平和を願うグループ対小惑星の過激派グループの戦い整理され、
決着するまでが、きちんと描かれています。
私の勝手な想像ですが、スタッフの皆さんは、
伏線を短期間で無理やり回収し、質を落として物語を完結させるよりも、
未完のままであっても、最高の状態を維持したまま仕事を終えたかったんじゃないでしょうか。
伏線を張っただけのSF部分はやや控えめな描き方でしたが、
スペースオペラ部分は、善悪いずれの側も魅力的な登場人物に支えられ、
血沸き肉躍る傑作として完結しました。
いつの日か復活させることを心に期したような、あえての”未完”なのかもしれません。