絶対絶命スクワッド

画像引用:Netflix

タイトルを見ただけだと、鑑賞する気が失せてしまいそうな野暮な邦題ですが、実際は一気見を誘う、Netflixの一級娯楽作品です。

原題は、Obriterated=(形容詞)意識を失った、ですが、これが本作のキーワードになっています。

武器商人による核兵器テロを阻止した特殊部隊の面々ですが、お祝いの乱痴気パーティーで大騒ぎしている最中、押収した核爆弾が偽物であることが判明します。
すでに酒やドラッグで”obriterated=意識も覚束ない”状態ですが、力を振り絞って任務を再開する面々です。

ブラッドリー・クーパーの「ハングオーバー」を思い出しますが、本作の特殊部隊員はポンコツではなく、皆特殊能力に秀でた一流ばかりです。
酒やドラッグでヘロヘロになりながらも最大限の力を振り絞り、時にぶつかり合い、助け合いながら、任務に命をかける様には胸が熱くなります。

ハリウッド大作のような派手なディザスターシーンはありませんが、それでも安っぽさを感じさせることなく、最後まで楽しめる快作です。

特殊部隊員を演じる俳優さんたちも、マイナーながら個性的な人たちばかりですが、それぞれが、メジャーな俳優の誰かに似てそうなのも、ちょいB級の微笑ましさです。
特に、イダログ世代には懐かしいクリス・トーマス・ハウエルが、隊員の一人で、爆発物処理のエキスパートを演じています。
ひと際クレイジーなキャラクターを演じていますが、是非、若い頃の画像を検索してみて下さい。
トム・クルーズより4歳年下ですが、デビュー当時は立場が逆でした。
クルーズのようになれなかったのが不思議なくらいのカッコよさだったんですよ。

但し、グロはないものの、エロはそれなりにバラまかれています。
特に、見たくもないような(男の)エロ(こんなの見せて大丈夫なの?)まで見せつけられますので、ファミリーでの鑑賞には十分注意して下さい。

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