幸福優位 7つの法則 / ショーン・エイカー

画像引用:Amazon

「成功したから幸せになるのではなく、幸せだから成功する」と言う言葉が、本書の神髄を表しています。

幸せは「成功に先行する」のであり、単なる「成功の結果」ではない、とも言い換えることができますが、作者は、ポジティブ心理学という最先端かつ特異な分野の第一人者です。
ネガティブ感情は選択肢を狭め、ポジティブ感情は選択肢を広げる。
だから、幸福は科学的に競争優位性をもたらすのである、という論を展開していきます。

所詮綺麗ごとに過ぎない、と切り捨てられそうな考え方を、本書はきちんとデータを引用しエビデンスを示しながら理解させてくれる点が異色です。

何かが起こると期待すると、脳は本当にそれが起こったように結果的に体に症状が起こるそうです(期待理論と言うそうです)
同様に、誰かが誰かに期待すると、その感情が自然と本人に伝わり、ポジティブな効果を生み出すこともあるそうです(ピグマリオン効果)

だからポジティブな思考が必要になり、自分自身のマインドセット(心の持ち様)が大事になります。
潜在的チャンスは誰にも同じ条件で与えられており、幸運はそれを拾い上げられるかどうかです。

一方で、全てのネガティブを完全にシャットアウトすることなく、健全な楽観性を持つことも大事です。
マインドセット次第で、重大な苦しみやトラウマは、さまざまな面において、ポジティブな変化をもたらすことも実例で紹介されます。

困難な状況を、いかに「楽観的に説明スタイル」によって、いい結果がでます。
物事はたいてい、自分が思うほどには悪くないとも言えます。

マインドセット次第と言っても、いきなり劇的な変化を求まるのではなく、小さな円から始めることが求められます。
感情をコントロールするには、先ず言葉で表現するのが良い(大谷さんのマンダラチャートも同じような効果かもしれません)そうです。

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