始めてシーナ&ロケッツのライブを鑑賞したのは、40年前、母校の大学の学園祭でした。
正確には、シーナさんは育休中で、鮎川さんがボーカルをとる「THE ROKKETS」としてのライブでした。
シーナさんが亡くなってからも、シーナ&ロケッツ名義で活動していた鮎川さんですが、そのライブの前後、短期間だけは「THE ROKKETS」名義で活動していた時期があり、唯一のアルバム「ROKKET SIZE」を残しています。
数年前に再販されるまでは、二度と聴けない幻のアルバムだったんですが、今はApple MusicやSpotifyでも聴けますから、便利な時代になりました。
同世代にしかお勧めできませんが、アルバム収録曲の「I’M FLASH」は、今聴いても名曲です。
ちなみに、引用した画像は、納戸にしまってあった発売当時のレコード(CDではありません)です。
さて、学園祭ということもあり、昼飯代わりに模擬店で買ったフランクフルトを手に、ステージの真ん中前列寄りに陣取って、開演を待っていたんですが(普段は、コンサート会場ではなく大教室です)、食べ終える前にオープニング曲が始まってしまいました。
できるだけ目立たないように、フランクフルトをモグモグやってたんですが、オープニング曲が終わりMCに入った時、独特の博多弁で(と言いたいところですが、鮎川さんの博多弁は独特すぎて文字に表せません)
「この会場は、普段は教室に使われていて、フランクフルトの焼き方を教えてるんだよね」
と、優しい鮎川さんは冗談交じりに話していたものの、20代前半で未熟者の私と友人にも、暗に叱られていることがわかりました。
ヒーローショーを見にきている子ども並みだったよね、と一緒にいた友人と後で反省しきりでしたが、鮎川さんから叱られるなんて、今ではプチ自慢です。