ボバ・フェット

画像引用:Disney+

スターウォーズ(SW)ファンはよくご存じの、賞金稼ぎボバ・フェットを主人公にしたスピンオフ作品です。

Disney+なので見ている人が限られるかもしれませんが、以前記事にした「マンダロリアン」同様、優れた作品です。

SWファン以外の人のために軽く触れて置くおくと、
ボバ・フェットは元々悪役で、しかも登場時間は数分だったにも拘らず、
その佇まいがあまりにもカッコ良くて、未だに根強いファンを持つキャラクターです。

一匹狼の賞金稼ぎだったボバ・フェットですが、人に雇われることに嫌気がさし、
自分の領地を支配し、組織のリーダーとして生きていく方向に、人生を切り替えていきます。

物語の前半で、こちらも従来のSWでは、異形の種族として悪役扱いされてきたタスケン・レイダーと交わり、
仲間を持つことの大切さに気付きます。
このエピソードのもう一つの寓意は、少数民族への敬意や多様性の尊重にも思えます。

その後、自分の組織を作っていくんですが、人心掌握や領地の治安維持に四苦八苦する様が、
他のSWスピンオフ作品とは少し毛色が違っています。

もちろん、リーダーの成長物語だけにとどまることなく、後半は敵との闘いで大いに盛り上げてくれます。

SWファンにはお馴染みのキャラクターが続々登場し、
「マンダロリアン」ともクロスオーバーするため、否が応でもテンションが上がります。

マルチバースにより”何でもあり”になってしまったMCUとは違い、
きちんと正史のエピソードや時間軸との整合性を踏まえながら、
筋の通った物語を編んでいくことが期待されるSWシリーズは、今後さらに面白くなりそうです。

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