パーティーピープル

和製英語かと思いきや、海外でも party people って言うんですね。

3歳の孫クンもパーティーが大好きです。
彼の場合は、お好み焼きだったり、ピザだったり、いつもとは一味違う献立を○○パーティーと名付けてやるだけでテンションを上げてくれます。
「わーい!今日は、お好み焼きパーティーだ」ですね。

孫クンの家では、パパ(婿君)が出張や飲み会の夜にパーティーが開催されることが多く、「ゴメンネ、孫ちゃん、パパは今夜出張なんだ」との婿君の悲しそうな言葉を聞くなり、
「やったー、今夜はパーティーだ!」と目を輝かせ、毎回婿君をガッカリさせている孫クンです。

最近の幼稚園では、子供たちのために様々なイベントが用意されていて、年初の餅つき・ぜんざいパーティーに始まり、ピザパーティー(孫が通う幼稚園には石窯まであります!)、うどん打ち、お茶会、などなど、次から次に子供が喜びそうなイベントが用意されています。

物心ついた頃からイベント攻めにあっていると、世の中は楽しいことで溢れかえっているんだ、って勘違いしないか心配になります。
今のうちから、オヤジギャクや下ネタに触れさせておいて、社会に出たら死ぬほど退屈なパーティーもあることを思い知らせておいた方が、子どもたちのためなんじゃないでしょうか。

私の方も、コロナ規制が緩和されて以降、宴会ラッシュが再開しています。

水際対策が緩和されたのを待ちかねていた中華圏からのお客さんが、入れ替わり立ち代り(”替”と”代”の使い分けが、いま一つかわりません)来社されていますが、中華系の経営者も、ここ数年ですっかり若い世代に代替わりしており、紳士的家庭的な人が多いためか、比較的穏やかな宴席なので助かっています。
親世代のような、無茶なカンペイを強要する荒くれも少なくなり、食事中もしきりに写メを奥さんにメールし、日本でもちゃんとお利口にしています、アピールに大忙しです。

海外のお客さんとの宴席では、その場の雰囲気だけで大騒ぎしている割には、会話の量が乏しいことに気づきます。
こちらが話したことを、通訳さんがお客さんに伝え、お客さんの返事を、また通訳さんがこちらに伝える、の繰り返しなので、日本人同士に比べると、同じ時間内での会話量が50%少ないからですね。

減少した50%分はどこに行ったかと言うと、通訳さんが喋っているわけですから、彼らは、忙しくて料理に箸をつける余裕もありません。

時節柄、久しぶりに新入社員との懇親会も再開しましたが、人種や国籍の違いよりも、世代の違いの方が、むしろ距離感を感じてしまいます。

“見た目はジジイ、頭脳はコドモ”のイダログなので、上(ジジイ)に寄せても、下(コドモ)に寄せても、二十歳そこそこの彼らとはギャップが生まれてしまいます。どうしたら良いのでしょう。

さて、5月には4歳になる孫クンですが、誕生日は何パーティーにしようか?と聞かれ、
「納豆とフライドポテトに”ちてくだたい(してください)”」と鼻息荒く答えていました。

5月に自分の誕生パーティーを控えた孫クンですが、今月(4月)は、パパ(婿君)の誕生日です。
「4月〇〇日は、パパの誕生日パーティーだよ」(娘)
「わーい!じゃあ、パパもパーティーに呼んであげる?」(孫)
「???!」
相変わらず、パパには塩対応の孫クンでした。

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