最近Yahoo!ニュースで、グリル(歯の装飾)を装着しているマドンナの記事を読みました。
マドンナがグリルをつけるの「歯が醜いから」なんだそうです。
私も歯並びの悪さにはコンプレックスを抱いているんですが、10代の頃は反対に、むしろ八重歯は可愛いんじゃないか、などと根拠のない自信を持っていました。
それがコンプレックスに転じたのは、社会人になって欧米では歯並びの悪さが汚点と見做されるということを知ってからです。
ちなみに、八重歯のことを欧米人はドラキュラ・トゥース(吸血鬼の歯)と言うそうです。
逆に、歯列矯正している人=裕福な人と決めつけてるんですから、身勝手な連中です。
そんな事情で、社会人になってから、特に仕事で欧米人と話をする時は、歯並びの悪さに引け目を感じることが多く、写真撮影なんかで笑う時にも、ドラキュラの牙が目立たないよう気を付けています。
歯並びが悪くても、健康に直接影響するわけではないんですが(多少強がりです)、トウモロコシを食べた時に、繊維が歯の間に挟まって苦労することは認めます。
お汁粉やぜんざいを食べた時に、小豆の皮が歯と歯の間に挟まって、お歯黒みたいになることも認めます。
そんな弱点も、フロスなんかを使って、きちんと掃除すれば問題ないんです(強がりです)。
ちなみに、本稿の下調べで初めて知ったんですが、歯列矯正は何歳からでも(ジジイでも)可能らしいんです。
しかし費用は、80万円~150万円くらいかかるそうなので、確かに、歯列矯正=裕福の定義は正しいのかもしれません。もちろん今更やりませんけどね。
日本は比較的歯並びの悪さに寛容なので、藤原竜也さんとか広末涼子さんとか歯並びの悪い美男美女もいますが、もともと顔面偏差値が高い人たちは参考になりませんね。
しかも、最近は欧米の価値観に踊らされ、折角可愛い八重歯が生えているのに、いつのまにか抜いてしまう芸能人が多いようです。
じゃあ、欧米には歯並びの悪いセレブはいないかというと、そんなことはありません。
キーラ・ナイトレイさんがいるんです。
どういう思想信条があって歯列矯正しなかったのかわかりませんが、絶対、良い人に違いない、ってついつい応援したくなります。
他にもネットで調べてみると、冒頭のマドンナとかヴァネッサ・パラディなんかの名前が挙がってますが、彼女達は”すきっ歯”なので、八重歯とは逆バーションの歯並びの悪さですね。
ところが、女性の”すきっ歯”は、欧米ではセクシーと言われるらしく、八重歯は吸血鬼だとか馬鹿にしておいて、”すきっ歯”はセクシーっていう理屈は、意味がわかりません。
ちなみに中国では(歯の隙間から)幸せが逃げるとか言われているそうです(逃げれば良いのに!)
結局、欧米人の自分勝手な美意識に振り回されているだけなんですよ。
欧米ってひとくくりにしましが、英国人も歯並びの悪い人種と言われているみたいで、人前で笑うのをためらう人が一定数いるらしんです。
キーラ・ナイトレイは英国人なので、歯並びの悪さには寛容なのかもしれません。
そう言えば、”眠れない話“をした時に忘れていたんですが、今はマスクをしているので、バカみたいに口を開けて居眠りしていても、周りの人にはバレないんです。
同様に、歯並びの悪さも、しばらくはマスクがカバーしてくれます。
冒頭のマドンナみたいに、セクシーと言われる”すっき歯”を持っているのに、意外とコンプレックスを抱いているセレブもいるんですね。
“すきっ歯”と八重歯は、歯並びの悪さという点では表裏一体なので、そのうち、八重歯もセクシーって言われる時代がくるかもしれません。
あの世に行く前に、もう一度「ジイサン、八重歯可愛くね?」とか言われやしないかな、などと期待しています。