聖なる夜を台無しにしそうですが、トイレの話です。
アバターの新作が大評判のようですが、本作は、劇場でしか味わえない3Dが売りの一つなので、久しぶりに映画館で見たい気もするのですが、障害になるのが上映時間の長さとトイレ休憩の問題です。
3時間12分休憩なしでは、おそらく私の膀胱は持ちません。
映画館に足を運んでいた頃は、通常の2時間モノでも、ラスト30分前頃には我慢できなくなり、トイレに立ったことが何度かあります。
物語の中盤、悪役からコテンパンにやられた主人公が、愛の力で突然覚醒し、反撃を開始始めた途端にトイレに立ってしまうなんてことが過去に何度かありました。
じゃあ早めに行っとけば?って話ですが、最近の映画は伏線が張り巡らされていることが多く、途中の離席も要注意です。
アバターでのトイレ問題についてはネット上でも散見されますが、事前にポップコーンを食べて置くと良いとか、いや餅が良いとか盛り上がっていますが、おそらく医学的根拠はないでしょう。
同じような事情で、飛行機や新幹線では通路側が安心できます。
飛行機の場合、福岡東京間が約1.5時間。30分前の搭乗なので、都合2時間拘束されます。
直前に念のためトイレに言っておこう、となるんですが、専門家?によると、これがそもそもダメなんだそうです。
それによって膀胱が小さくなり、しかも過敏になるので、余計トイレに行きやい体質になるそうです。
ギリギリまで我慢して、膀胱を鍛えるのが根本的な解決策だそうですが、そんな危険なことできるはずがありません。
念のため、っていう考え方自体が日本人の国民性だそうですが、国民性から直さないと解決できない問題なら、仕方ないからあきらめましょう。
“念のため”搭乗直前に済ませておいたつもりでも、機内で行きたくなる時があります。
そんな時の席を立つタイミングも難しいんです。
シートベルト着用サインが消えるや否や、獲物を狙うような殺気がトイレに注がるのがわかります。
誰しも扉の前でバカみたいに突っ立って待つのは避けたいので、誰が先に動くか牽制し合いながら、さり気なさを装って速やかにトイレを目指します。
タイミングよく入れても、安心できなのが飛行機のトイレです。
突然揺れたりすると、一人きりなので、席に座っている時以上にビビッてしまって、でるものもでません。
海外のドメスティックフライトだと、例えばNY-LAは6時間ぐらいですが、米国人は、ずっとビールやワインを飲み続けているのに、まったくトイレに行きませんね。
私は、高確率で中の席に当たるんですが、6時間のフライトだと、最低1回は行かざるを得ません。
こんな時、米国人は隣の席の人に通してもらうのに、なんら気兼ねしない文化のようですが、純粋な日本男児の私は、登場前からソワソワしながら、頭の中でイメージトレーニングしています。
「Sorry,sir」とか、無駄にsirまでつけて、緊張しながら通してもらいますが、大雑把な米国人は、実際それほど気にしていないようです。
機内サービスでも、だきるだけトイレに行かなくて済むよう「水だけで良い」って言うと怪訝な顔をされますが、ほとんどの米国人は、水+コーヒーだったりコークだったり、無頓着にがぶ飲みしていて羨ましい限りです。
ちなみに”water”が意外と通じなくて、”ウォーラー”とか”ワラー”とか無駄に凝った発音を何通りか試してみて、ようやくわかってもらっています。