クリス・ヘムズワース主演のNetflixオリジナルです。
TOMATOMETERは67%で、まあまあの評価です。
ヘムズワース扮する傭兵が、誘拐された麻薬王の子供を、
別の麻薬王の下から救出するっていうお話なんですが、
ひねりを効かせることなく、救出劇だけで2時間引っ張ってくれます。
爽快なヒーローものかと思って見だしたところ、
エスニックな舞台設定も相まって、
韓国ノワールに近い、血と汗と泥にまみれた重たい作品でした。
主役や脇役達の哀しい事情も描かれるんですが、
それもスパイス程度で、あくまでも見どころは戦闘シーンです。
ヘムズワースの強靭さはソー並みですが、
絶体絶命の危機がこれでもかって言うぐらい繰り返し襲ってきます。
少しは休ませてやったら、って言いたくなるほどで、
途中から見ているのが辛くなります。
深く心を揺さぶられるような作品ではありませんが、
戦闘シーンは食傷気味になるほど気合が入っています。
単純な映画だな、って思いながらも、画面の前から離れることができません。