Netflixオリジナルの弁護士ドラマです。
最大手ながら内部では腐敗が進行している法律事務所を舞台に、誠実に業務を執行しながら、所内の腐敗を正そうと奮闘する敏腕パートナー弁護士と彼の下で成長を遂げる女性新人弁護士を主人公にした物語です。
エピソード１で新人弁護士の入所動機を通して語られる、異性愛、同性愛、家族愛、友情等の様々な”愛”の形と、愛を求めながら傷ついた人々が、癒しの最後の砦として選択するのが訴訟であるとの言葉が、全てのエピソードに通じるテーマとして貫かれています。
愛を踏みにじる、児童虐待、いじめ、障碍者への偏見などとの闘いが、弱者に寄り添った姿勢で描かれており、どのエピソードも涙腺を刺激します。
同時進行する所内の腐敗との闘いとともに、主人公や彼らを取り巻く仲間たちも、プライベートでの愛の在り方に悩み苦しながら、自分たちなりの答えに辿り着きます。
それらのサイドストーリーが物語に深みを与えながら、新人弁護士が最初に語った愛と訴訟に関するテーマに沿ってエピソードが積み上げられ、視聴者の心に刻まれたところろで、最終話で再びその言葉の意味を噛みしめられるような構成になっています。
完璧な脚本に支えられた、韓流弁護士ドラマの傑作のひとつです。