アンサンブル・プレイ / Creepy Nuts

画像引用:Amazon

今更で恥ずかしいのですが、かなりの周回遅れでハマっています。

日本のラップなんかラップじゃない!などと上から目線で言ってみても、じゃあ、EMINEMが何を訴えているのかちゃんと理解できてるの?と突っ込まれると、もちろん、英語のラップなんか、ぜーんぜん、意味がわかりません。
歌詞を読んでも、これまたスラングやレトリックだらけで、チンプンカンプンです。

「不適切にもほどがある!」をきっかけにCreepy Nutsを聴いてみたところ、あらためて日本語ラップの素晴らしさに気づかされました。
アメリカのギャングスタ・ラッパーみたいに、命を的に生きていなくたって、平和な日常の中の、個人の内面を刻むことでもラップになるんですね。
キース・リチャーズが「ラップは、音痴のためのもの」と切り捨てたそうですが、まさにCreepy Nutsは、言葉そのものの持つリズムに音楽を奏でさせているようです。
日本語の使い方、言葉選びのセンスが秀逸だと思います。
また、言葉だけではなく、リズムやメロディーに関しても、様々なジャンルの音楽の要素を取り込んでいて、芳醇な深味を感じさせます。

No.3の「パッと咲いて散って灰に」なんか、ラップと言うより、ロックのスピリットを感じさせます。

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