ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット

画像引用:Amazon

Amazonプライム100円レンタルの機会を捉え、
4時間にものぼる大作を一気に鑑賞しました。

劇場版も数年前に鑑賞済ですが、
スナイダーファンのイダログにとっては待望の作品です。

物語の枠組みは同じですが、全体のトーンはダークで重く、
神話的色合いが濃い、スナイダーらしい作品に仕上がっています。

劇場版を鑑賞した当時は意識してなかったんですが、
あらためて全体を俯瞰してみると「エンドゲーム」との類似性も感じられます。

邪悪で強大なヴィランとヒーローチームとの対峙は同じですが、
サノスによる指パッチン後の喪失にあたるものが、本作ではスーパーマンの死であり、
インフィニティーストーンが、マザーボックスといった感じです。

しかし、DCEUのヒーローたちは、ユーモアーのセンスもあるMCUのヒーローとは違い、
一様にシリアスで屈折しており、そこが魅力にもなっています。
とりわけスナイダーカットは、劇場版以上にその傾向が色濃くみられます。

動画配信のみということもあり、”超”長編映画ではなく、
シリーズドラマと捉えることもできますが、
いずれにしても、バトルやアクションの見せ場だけにとどまらず、
「ロード・オブ・ザ・リング」のような、
神話的な物語性で見る者を惹きつけるという点でも、
長さを感じさせない良作です。

残念なのは、スナイダーがやりたかったことをテンコ盛りに詰め込んだため、
現時点では回収される見込みのない(続編の予定がない)伏線が
張られたままになってしまっている点が心残りです。

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