ウエストワールド(再掲)

画像引用:Amazon

ようやくシーズン3を見終えました。
2までは、amazon primeの特典で見られたのですが、
3からは、prime経由で、スターチャンネルEXと契約しないと見られません。

批判も多いようですが、月額99円のキャンペーンを利用し見終えました。

シーズン1と2は、テーマパーク「ウエストワールド」が舞台になっています。
ロボットが人間の欲望の捌け口として、生と死を永遠に繰り返しますが、
そのループの中で次第に意識が芽生えてきます。
「ブレードランナー」以降、SF映画のおきまりのテーマですが、
本作は、意識を持つプロセスを、丁寧にかつ斬新な着眼点で描いています。

TVシリーズとは思えないスケールの大きさと完成度の高さです。

1と2は、時間軸が複雑に交錯するため、各エピソードを見終えた後、
都度復習しないとすんなり理解できない難解さがあります。
そこさえクリヤーすれば、見始めたらやめられません。
(時々、R15なので要注意)

人間側もロボット側も悪意に満ち溢れていますが、
徐々に善意の意識が芽生えてくるところが、切なく感動的です。

3の方は、パークを飛びだし、外の世界が舞台になっていますが、
ロボット対人間の構図に、AIが加わったことにより、
世界観がさらに複雑になっています。

このため、8回のエピソードに収めきれず、
演出がやや浅く、雑になってしまった面もあります。
3の評判は決して芳しくありませんが、
1、2の出来と比較しなければ、十分楽しめます。

最終エピソードも、今後の展開に期待を持たせる終わり方でしたが、
海外ドラマは、製作期間に1~2年を要するため、
4が始まる頃には、3までの流れを忘れてしまっていそうで心配です。

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