前作から半年余りで、また新譜が聴けるとは思いませんでした。
前作は、待ちに待った新譜で、且つフルシアンテの復帰によりベストメンバーが揃ったこともあり、ファンとしてはテンションが上がり過ぎて冷静に評価できなかった面もあります。
本作も前作の流れを汲んでいますが、曲数が多いことから、よりバラエティーに富んでいる印象です。
彼ららしいファンキーなナンバーもあれば、エディ・ヴァン・ヘイレンに捧げたポップなナンバー(4 Eddie)もありといった具合です。
確かに全盛期のような緊張感は薄らいでいますが、ジョン以外は還暦なので、できるだけ長くクオリティーを落とさず続けてもらえればファンとしては満足です。
フリー、チャド、ジョンの演奏は、やはり素晴らしく、ロックボーカリストとしては、ややインパクトに欠ける声質のアンソニーですが、RHCPを支えるカリスマ性に衰えは見られません。