今回も、”数”の話でいきます。
緊急事態宣言が解除され、出張が多くなってきましたので、
出張先でコンビニを利用する機会が増えました。
まだ海外からの働き手が入国できないためか、今は日本人の店員さんばかりです。
先日利用したコンビニでも、
日本人店員の先輩(♀)が、後輩(♂)を暖かく指導していました。
「〇〇君、お願いだから、ちゃんとやろうよ!」
ってドラマでしか聞いたことのないような台詞が聞けるのも最近のコンビニです。
「おさいふの話」でも触れましたが、未だにキャッシュレスに抵抗があります。
そのためコンビニを使う機会が多くなると、必然的に財布が小銭で膨らんでしまいます。
最適な重さまで小銭を減らさなければならないため、
買い物で現金を払う時は、ちょっとした真剣勝負になります。
事前に1円玉と5円玉を財布からとり出しポケットに忍ばせ、
どんな金種にも対応できるように準備してレジに臨みます。
コロナ禍を経た最近のコンビニは自動精算機を導入しているので、
その点は気が楽なんですが、何となく拍子抜けもします。
コロナ前の首都圏のコンビニは、外国人の店員さんばかりだったので、
例えば、909円の買い物で、1,009円を出す時、無用な緊張を強いられていました。
日本人特有のテクニックが、グエンさんやハキームさんに通用するのか?
(コノニホンジン、ナゼ、センエンサツヲダサナイカ?)
とか思われたら嫌だな、とか思うと安易に紙幣に頼り、小銭を増やすのが常でした。
実際は、留学目的で来日しバイトしている外国人は、
ほぼ例外なく頭の良い人ばかりなので、小心な私の取り越し苦労に過ぎません。
逆に、米国人に複雑な暗算ができないことは皆さんもご存じと思います。
以前、出張の際随行しくれた米国人の車の中のコンソールボックスには、
溶かしたらもう一台車が作れるんじゃないか、っていうくらい硬貨が溜まっていました。
どうやら、硬貨は支払いに使うものではなく、
おつりでもらうものとしか思っていないらしく、
紙幣で払って際限なく硬貨が溜まっているようなんですが、
じゃあ将来この硬貨をどうするつもりなんだって問い質すと、
どうしうようもないよ、などと苦笑いを浮かべ、投げやりな答えが返ってきます。
コロナの最中、米国で硬貨が不足したっていう話がありましたが、
こんな怠惰な習慣が原因だったのかもしれませんね。
ところで、私にとっては、909円の会計を1,009円で支払うのでも大仕事なんですが、
妻は、財布に1円や5円が入ってないと見るや、咄嗟に1,010円で払ったりします。
そんな荒業を繰り出されると、横で見ているだけでもドキドキしてしまいます。
今こうやって書いていても、正しいのか間違っているのか、わからなくなるほどです。
センター試験がなかった時代の私立文系は、
私同様、中学生並みの計算能力しか持ってないんですが、
これは教育行政の責任です(って、一応人のせいにしておきます。)
そう言えば、日数を数える時も「指数え」が必要なのを思い出しました。
1日から5日まで何日あるかって聞かれると、頭の中には(5-1=4)が浮かんでしまいます。
その程度ならまだいいんですが、12日から16日まで何日あるか、ってなると、
(念のため、念のためですよ)指折り数えないと自信がありません。
先日、インフルエンザの予防接種を終えたんですが、
問診表の「現在の年齢:〇〇歳〇〇ヵ月」の欄には、
誕生月の人はどう記入すべきなんでしょう。
60歳11か月と書くべきか、60歳12か月と書くべきか、
後者を記入したら、(61歳だろ、バカ)って思われそうで、
つい60歳11か月と書いてしまいましたが、それで正しかったんでしょうか?