ジョン・ウィック コンセクエンス

画像引用:Amazon

本フランチャイズも遂にファイナルですが、高いクオリティを維持したまま結末を迎えることができたようです。

前作までとは違い、2時間49分の長尺ですが、全編ほぼアクションシーンです。
終始手に汗握る緊張感を強いられるため、見終わったときには肉体的な疲労感が残るほどです。

格闘シーンにおける、キアヌ・リーヴスのキレの悪さを気にするレビューも散見されますが、日本のファンは点数が辛いためかと思います。

主席連合とその傘下で暗躍する殺し屋たちの巨大な虚構世界は、相変わらず劇画のように魅力的です。
ストーリーは、極めてシンプルで、前作で死にかけたジョナサン(=ジョン・ウィック)が、主席連合から自由の身になるため最終決戦を挑む話です。

生き残るために必死でもがき続け、決してあきらめないジョナサンの姿には、人間の根源的な生存意欲のような、崇高な精神すら感じられます。

ラストを如何判断するかは視聴者に委ねられますが、ようやく平和を得たジョナサンの姿を見られたことで、長年本作に付き合ってきたファンとしては、喪失感よりも安堵感に満たされるから不思議です。

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