忘年会で友人から聞いた話をネタにします。
友人がMicrosoftのCopilotに「2025年は昭和に換算すると何年ですか?」と尋ねた際のタイムラインには、「AI:99年」と表示されていました。
昭和元年は西暦1926年なので、単純に、2025-1926=99と計算したからなのでしょう。
友人がすぐさま「その答えは間違っているよ。2025年は昭和100年だよ。1をプラスしなきゃ」と指摘したところ、「AI:仰る通りです。1を足すのを”忘れて”いました。教えていただいてありがとうございます」と素直に謝る謙虚さです。
「忘れていました」っていうのは、いかにも人間が言いそうな言い訳ですが、人間なんて「忘れていました」っていう言葉で誤魔化とけば許してくれるだろう、って思たのだとしたら、AIもかなり高度なテクニックを身に着けたことになります。
友人は、AIと偽って実際は高校生が回答しているのではないかと疑っているようですが、確かに年号の計算はわかり難いですね。
昭和は0年から始まったのではなく1年から始まったからなのですが、昭和は人間と違って生まれた時から1歳だったことになりますから、なんかややこしいですね。
こんな簡単な質問でさえ、AIが間違えることがあるのです。
間違えるってこと自体が人間臭いのですが、今後人間に代わって重要な仕事を任せても良いものか心配になります。
それともたまたま友人の質問で、和暦の概念を初めて知ったってことなのでしょうか。
だったらすでにデータが蓄積されているので、二度と間違いないはずです。
試しに私もChatGPTに尋ねたところ、
私:2025年は昭和に換算すると何年ですか
AI:昭和は1926年から1989年まで続いた元号です。2025年は西暦なので、昭和に換算するには次の計算を行います。
2025−1925=100
2025年は昭和100年に相当します。ただし、昭和天皇の崩御により1989年に平成へと改元されているため、昭和100年は実際には存在しません。これはあくまで計算上の結果です。
Copilotでも同じ答えが得られました。
「昭和100年は実際には存在しません」などと、愚かな人間を諭すような余計な一言を加えたくせ、1926年と1925年の関係については一切触れていません。
どうやらAI界隈では、1を足すのを忘れていました、という失敗談は既に闇に葬られたようです。