終わりの街の終り/ケヴィン・ブロックマイヤー(再掲)

画像引用:Amazon

12年前に読んだSF小説ですが、
当時、これは絶対映画化されるなと思うほどよくできた作品でした。
あとがきにもそれらしいことが書いてあったのですが、
ネットで調べた限りでは、いまだ映画化された形跡はないようです。

何故、今頃取り上げたかと言うと、
当時は、とても斬新なアイディだと思って感心して読んだんですが、
後に、ピクサーの「リメンバー・ミー」も、
同じ題材(メキシコの民間伝承)からヒントを得ていることを知りました。

ここまで言うと、どんな話かわかってしまいそうですが、
神話や民間伝承をうまくSFに昇華させていて、
ディザスター的要素も織り交ぜながら、
良質な娯楽作品に仕上がっています(やや静謐で暗いです。)

Amazonでも販売されていますが、既に絶版になっているため、
古本で、しかも若干プレミアム価格になっていますが、良作です。

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