特別断捨離に興味があるわけではありませんが、
妻がBSで「ウチ、断捨離しました」を録画して見ているため、
通りすがりに目に入ってしまいます。
やましたひでこさんというオバサン(前期高齢者なのに、
異常にプロポーションが良いです。)が、
メンターを務める番組なんですが、
どうやら断捨離という言葉は、このオバサンの登録商標らしいんです。
このあたりの事情は、マニアックな話になりますので、
興味がある人は自分で調べてみて下さい。
「これは、あなたの人生にとって本当に必要なモノですか?」と突きつけられると、
大概のモノは必要なくなりますが、
それって、比較対象の大きさが違い過ぎやしませんか、やましたさん?
って突っ込みたくなります。
壊れたファミコンと人生を比較されたって、勝ち目はありませんよね。
夫婦の諍いから家族間の断絶まで、何でも断捨離で解決してしまいます。
単純にモノを捨てるだけの番組じゃ、視聴率は稼げませんので、
人生模様まで絡んできます。
「モノに占領されていて、家族が集える場所がないからですっ!」って断じられると、
ははー、ってなっちゃいますが、
確かに、整理整頓で問題の70%は解決する、
なんてビジネスの現場でも言われているので、
あながち的外れではないのかもしれません。
ということで、強引に方向を変えますが、断捨離と言えばメルカリですよね。
時々魔がさして、”人生には必要のないモノ”を買ってしまいます。
天体望遠鏡とかは、定期的に欲しくなるんですが、
まともに使ったためしがありません。
たぶん、星座を観測したくて仕方がなくて買うんじゃなくて、
星座を観測している自分の姿に憧れる、
という屈折した動機があるから失敗するんだと思います。
(ちょっと何言ってるかわかんないな、ですよね。)
冬の星座は、心が洗われるように綺麗ですが、寒くて無理!
ばらして車に積んでまで、一体どこへ行こうと思ってたんでしょうか。
子供科学館よろしく、ばかでかい天体望遠鏡が部屋を占拠していると、
嫌でも目に入り、一生罪悪感に苛まれることになります。
そんな時便利なのが、メルカリです。
天体望遠鏡も、数年前めでたく里親を見つけることができました。
今頃は、立派な飼い主のもと、凍えながら満天の星を見つめていることでしょう。
ちなみに、今は天体望遠鏡に代わって、
双眼鏡が部屋の”ロッカーの中”にいらっしゃいます。
やっぱり、冬は寒くてなかなか外に出てきてくれません。
最近は、不要になった子供服を出品する機会が増え、週末は出荷に追われています。
申し訳ないな、と心の中で手を合わせながらも、
トミー〇〇フィガーなんかをプレゼントに頂くと、
我が家のブランディング方針とは異なるため、
どうしても出番が少なくなります。
こんなモノでも売れるんだ、というところだと、
5年ほど履き古したニューバランスだったり、ジョンストン&マーフィーだったり、
確かに購入した時は限定品や高額品だったんですが、
このコロナ過で、人が履いた靴でも気にしない人がいるんですね。
ちなみに、夜中の2時とか3時に、
値引き交渉のメッセージを送ってくる人って、どんな生活をしてるんでしょう。
出張中のホテルでは寝付けないことが多く、暇つぶしにスマホをつけると、
「3800円になりませんか?」とか入っていることがあります。
こんな夜中に誰かと繋がってるんだな、と少しだけ心が暖かくなりますが、
「ごめんさない。今のところ4000円までしか無理です」とか返しています。
断捨離が、ヨガの断行、捨行、離行からきていることは、
やましたひでこさん自身も仰ってますが、そろそろ反発する人も出てきそうなので、
次は逆張りで、「繋拾合」(けい・じゅ・ごう?変なの)とかで一儲けできないかな、
などどと思っているんですが、どう考えても人生が豊かになりそうにないので、
きっと無理でしょうね。