光るが死んだ夏

画像引用:Amazon

原作は未読ですが、アニメ版をNetflixの配信で鑑賞しました。

関西の架空の街を舞台に、青春を謳歌する高校生たちが過去の因習に翻弄されながら、隠された真相を追求する物語です。

土着ホラーと瑞々しくもお気楽な青春群像が織りなす展開は、他に類をみないユニークさです。
美しいアニメに、時折挿入される瑞々しい実写映像も違和感なく溶け込んでいます。

居場所のさなに苦悩する主人公は、死んだ親友の体と記憶を引き継いだ、神ともバケモノとも定かならぬ異形の存在に絆を求めます。
互いを傷つけそうになりながらも、絆を断ち切れない彼らの間に交わされる、孤独な魂の寄り添いが心を打ちます。

主人公と異形の存在それぞれが、どうすればお互いにとって一番良い結末に辿り着けるのかに苦悩する姿を捉えてS1は終了しました。
配信は11話で一旦完結しましたが、シーズン2が期待される青春ホラーの異色作です。

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