「マンダロリアン」も「ピカード」も、SFオタクしか興味がないと思いますが、我慢してお付き合い下さい。
本作に限らず、スター・ウォーズ(SW)のスピンオフは傑作ぞろいです。
シーズン3まで更新されましたが、1→2→3、と進化を遂げ、面白さも増しています。
新共和国誕生の背後で燻る帝国軍残党の不穏な動きを背景に、共和国の光と影、流浪の民であるマンダロリアンの国家復興、など物語のスケールは更に大きくなっていますが、展開の軸はブレるません。
主人公ディン・ジャリンとグローグーの、親子さながらの子弟関係を中心に物語は進行します。
まさにSWを貫く永遠のテーマですが、本作の彼らからは、オビ=ワンから、アナキン、ルークへと連なる悲劇性は感じられず、ほのぼのとした空気が漂っています。
シーズン4への更新は、まだ発表されていませんが、ディン・ジャリンとグローグーの穏やかな生活が、ずっと続くことを願わずにはいられません。