ウェストワールド完結後、ジョナサン・ノーランとリサ・ジョイのコンビが取り組んだのがAmazonオリジナルの本作です。
ウェストワールドの世界観を引き継ぎ、さらに発展させています。
題名のペリフェラルは、周辺機器と訳されますが、主役のクロエ・グレース・モレッツが、70年先の未来で作製されたペリフェラルと呼ばれる自身のレプリカに意識だけを飛ばし、現在から未来の間に生じた大惨事を回避しようと奮闘する話です。
モレッツは、「キックアス」以降様々なジャンルの作品で演技の幅を広げようと奮闘していましたが、なかなか良い作品に恵まていないようです。
しかし、本作はテレビシリーズながら、これまでになかったようなアイディアと、緊張感のある演出で、モレッツの存在感を十分生かせる作品になっています。
時間軸が複数存在する設定のため、ややわかり難さはありますが、モレッツ以外の登場人物も個性的で魅力的なキャラクターが揃っており、人物描写も丁寧なので、どのキャラクターにも感情移入してしまいます。
シーズン１で一応の決着を見ましたが、まだまだ未回収の伏線が多く残っており、シーズン２への期待が高まる終わり方でした。