女子高生の殺し屋コンビが主人公の、2022年制作「ベイビーわるきゅーれ」の続編です。
前作も紹介しようかどうか迷ったんですが、今回の続編も引き続きクオリティが高かったため記事にしました。
殺し屋としてのスキルしか取り柄がなく、社会人としてはポンコツな二人組です。
高校卒業後、組織の雇われ殺し屋として裏社会を生きながらも、前作同様、社会に馴染もうと奮闘する二人の緩い日常が魅力です。
緩い日常と残酷な非日常を、無理に折り合いをつけることなく、相反するまま平行して描いているところが、本作の斬新さ、面白さです。
ともすれば両者を混ぜこぜにして、アクションシーンにまでコミカルさを持ち込む映画が多い中、日常はあくまでも緩く、非日常はキレキレのアクションと冷酷非情さで描いています。
やる気のない二人の緩い会話が、ぼそぼそと呟くようで聞き取り難いんですが、そこがまた魅力なので、辛抱して味わってみてください。