オリンピックの開会式で注目を浴びたピクトグラムについて書こうと思ったのですが、
多少趣旨が違っても、どうか細かいところは目をつぶって下さい。
これが、私の頭の中では、本来の意図と逆に認識されて困っています。
ネットで検索したところ、おバカさんは私に限ったことではなく、
結構多くの人々が同じような悩みを抱えているようです。
どういう実害があるかと言うと、
綺麗なお姉さんなんかと乗り合わせ、先に降ろして上げる時なんかに、
カッコつけてドアの”開くボタン”を押しておいて上げなきゃいけないんですが、
咄嗟に開閉ボタンの区別がつかないんです。
あわてて閉じるボタンを押してしまい、
危うくファイナル・デスティネーションになりそうになったこともあります。
(エレベータの扉に潰されるシーンってありましたっけ?)
そんなトラウマもあって、普通はボタンではなく、手で直に扉を押さえてるんですが、
誰もが迷わない記号って作れないんでしょうか。
「開」「閉」も、”門”がついてるから、同じように迷いそうなもんですが、
漢字にはちゃんと語源があるから覚えられるんですよ。
このON-OFF記号も、結構迷う人が多いようです。
漢字みたいに意味を探れないから、
どっちがどっちだよ?って言いたくなりますよね。
日本人だったら、やっぱり丸印がONだろうって思うんですけど、
実はひっかけ問題で、世界基準では、〇はOFFになっちゃうんですよ。
諸説あって、二進数から来てるとか、INとOUTからきてるとか言われていますが、
どっちにしたってわかりにくいことには変わりありません。
以前、アジア圏の国際線に搭乗した時、トイレの”使用中/空き”マークにこれを使っている飛行機があったんですが、
わけがわからず、扉の前で固まってしまいました。
外国ではトイレをノックするのは大変失礼な行為、っていう無駄な予備知識があったため、
仮にON-OFFの意味が分かってたとしても、じゃあどっちが使用中なの、って感じですよね。
「トントン!入ってますか」などと大変失礼なことをしでかして、
中からジェイソン・モモアみたいな人がでてきたら、
びっくりしてその場で漏らしてしまうかもしれません。
結局、恐る恐る扉を引いたら”空き”だったんですが、
未だにどっちがvacantだったのかわからず終いです。
ちなみに、用を足して、ほっとして自席に戻ったところ、
初めての海外と思しき日本人サラリーマンから、
「すみません。男子トイレはどっち側ですか?」と聞かれたので、
「男女兼用ですからどっちでも大丈夫ですよ」と、
年に100回ぐらい国際線に搭乗しているような顔で答えたのは言うまでもありません。
よくよく考えると、男女同じトイレっていうのも、何となく気まずいですよね。
一般的には、赤がoccupiedで緑がvacantっていう区別なんでしょうが、
以前書いたように色覚障害者の私には、ちっちゃなのぞき窓みたいなところに表示されても、
ON-OFFマークの違い以上に区別がつかないんです。
顔を近づけてまじまじと見ればわかるかもしれませんが、
それだと完全に変態の烙印をおされてしまいます。
トイレの男女マークで言うと、時々おしゃれなカフェなんかで、
とーってもデフォルメされたのがありますよね。
赤と青で色分けしてあればまだしも、着色されてなくて形だけで判断しようとすると、
太っちょのオジサンとウエストの締まったオネエサンで良かったっけ?
とか深読みし過ぎてわけがわからなくなってしまうのは私だけでしょうか。