「Uncle Frank」に出演していた、イダログ一押しの若手、
ソフィア・リリス主演のNetflixドラマです。
父親の自殺による喪失感を拭いきれない、
リリス扮する風変り(こんな役が多そうです)な少女が、
超能力に目覚める話です。
シリアスな物語を想像しますが、実際は、
何時の時代も変わらない思春期特有の居場所のなさを、
リリスが独特のユーモアで見事に演じています。
彼女が制御できない超能力に目覚めていくのが本作のメインテーマなのですが、
S1に関しては、悩み多き思春期の描写に焦点が当てられています。
残念ながら、コロナの影響でS2の制作が打ち切りになり、
能力覚醒後の展開まで入っていけませんでした。
「NO RULES」の記事で紹介したNetflixの経営方針なのでしょう。
コロナが表向きの理由ですが、採算性によっても判断されたようです。
記事にはしませんが、「オルタード・カーボン」も素晴らしい作品でしたが、
同じくS2で打ち切りになってしまいました。
こちらは、明らかに採算の問題と言われています。
いずれにしても、他の会社の経営の話になると、
採算だけで判断してもらいたくないな、などと我儘な顧客になってしまいます。
重たいテーマを取り上げていますが、
リリスのキュートな演技と全体に漂うユーモアは、
ヒットシリーズに育つ可能性を予感させていました。
クリフハンガーですが、S1だけでもお勧めです。