ナイト・エージェント

画像引用:Netflix

“一気見”というと大げさですが、10エピソードを3回ぐらいで見てしまいました。
最近見たNetflixのシリーズドラマとしては、「ウェンズデー」に匹敵する面白さです。

主人公はFBIの下級職員ピーターと、FBIのエージェント(ナイト・エージェント)を叔父と叔母に持つ、IT専門家のローズです。
ピーターが遭遇した爆破テロ、汚名を着たまま自殺したFBI捜査官の父の隠された真実、任務中に殺されたローズの叔父と叔母の死の真相、などが錯綜する中、ホワイトハウスの陰謀に巻き込まれたピーターとローズが、テロの危機を回避しようと奮闘します。

tomatometerは75%なので、まあまあ程度の評価です。
気軽に見られる型どおりのスパイスリラー、とやや皮肉っぽく評されていますが、間違いなく評価以上の面白さです。
確かに、黒幕の一人が余計な一言で墓穴を掘ったりするシーンなど、2時間ドラマっぽさも感じられますが、見る者にストレスを強いるような複雑さを排し、わかり易さやテンポの良さを重視した点が、本作の勝因のように思います。

どこか頼りなさを残しながらも、等身大のヒーローとしての魅力を感じさせるピーターはじめ、脇を固めるキャラクター達も程よく個性的です。
特に、ピーターとローズを付け狙う殺し屋カップルは、彼らだけが違う映画に出演しているような、
不思議な存在感を放っています。

タイトルとURLをコピーしました