トゥールー・ディテクティブ(シーズン1)

画像引用:Amazon

テレビを買い替えた話は以前しましたが、オマケでU-NEXTの3か月無料(通常は1か月)がついてきたので、アマプラやNetflixでは無料で見られない番組を集中的に見ている最中です。

その中の一つが、本作「トゥールー・ディテクティブ」です。
とりわけシーズン1は名作の呼び声が高く、海外ドラマ好きには外せない一作です。

アメリカ南部ルイジアナの湿地帯を舞台にした、連続殺人事件犯を追う二人の刑事の話ですが。
事件の謎解きに、二人の友情と確執、それぞれが抱える家族との問題が絡みながら、物語は、3つの時代をまたいで重層的に展開していきます。

背景となっているルイジアナの重く湿った空気が画面からひしひしと伝わってきますが、映画の舞台同様、南部テキサス出身のマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンが演じていることが、作品の世界観に大きく貢献しています。

マコノヒーには、同じく南部を舞台にした「MUD」という佳作もありましたが、傲慢ながら真っすぐな南部男を演じさせたら右に出るものはいません。

一方で、二人の刑事は、決して品行方正ではありません。
マコノヒーは過去のトラウマに捕らわれ、人格が破綻しています。
ハレルソンは、ストレスに圧し潰され、家庭から逃避しています。

そんな二人が時に衝突しながらも、卑劣な犯罪や隠ぺいしようとする巨悪を叩き潰す、という一点を通じ、強い絆で結ばれているところが、とても胸を熱くしてくれます。

刑事ドラマの傑作としてお勧めしたい逸品です。

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