Netflixが成功の扉を開くきっかけになったシリーズです。
噂通り、中毒性のある面白さでした。
一話終えたら、すぐ次に進みたくなる演出は、韓流を思わせます。
Netflixの成功は、韓流の勝ちパターンをグルーバルな規模で実現しかことにあるのかもしれません。
本作は、SF、ホラー、青春、ロマンス、と様々な要素がテンコ盛りになり、
ジェットコースターのようにテンポよく展開します。
しかも、そんな横糸の多彩さだけではなく、
中年、青年、少年、それぞれの年代による縦糸が見事な色彩を織りなして物語が進行します。
途中までは、それらが干渉し合わず、平行して進んでいくんですが、
ある沸点に達すると、それぞれのエソードが一つの大きな流れに纏まり、
一気に爆発する演出は、強力なカタルシスを生み出していて見事です。
S3から話の流れが変わるんですが、やはり同様な手法で描かれています。
ただ、S1~S2の完成度が高すぎたため、ややもたついた感じもあります。
それでも最後は感動的に盛り上げてくれ、S4への期待を高めて一旦終了しました。
ウィノナ・ライダーを除き、スタート当初はそれほどメジャーではなかった俳優陣も、
今では一線級に成長しています。
イダログの推しは、S3から登場し、無謀な活躍をする、
アイスクリーム店員ロビンを演じたマヤ・ホークです。
ユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘ですが、ひと際存在感を放っています。