ウォーム・ボディーズ

画像引用:Amazon

ゾンビ目線が新鮮な、ゾンビ・ラブロマンスです。

やや都合の良すぎる展開ですが、細かいことは気にせず、おおらかな気持ちで鑑賞できる人なら、見終わった後、優しい気持ちになれるはずです。

グロいシーンは、ほとんどありませんので、耐性の無い方でも大丈夫です。

若手俳優の中では、数少ない推しのニコラス・ホルトが、主役のゾンビを演じています。
ホルト演じるゾンビの”R”が、人間の女性と出会い、恋に落ちたことがきっかけで、人間らしさを取り戻し、人間とゾンビを融和させようと奮闘するお話です。

メタファーとしては、空虚に生きる現代人の心情をゾンビに投影していたり、壁によって分断される世界を皮肉っていたり、異質な存在への偏見に警鐘を鳴らしていたりとか、隠し味も仕込まれているようですが、そんな小難しいことは考えなくても、コミックを読むような感覚で楽しめます。

Rが愛する、古いレコード盤が奏でるロックの数々も郷愁を誘います。

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