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イラっ
最近Amazonにログインする時、よく表示されますが、
どういう頻度で現れるのかイマイチわかりません。
少し前までは「わたしはロボットではありません」っていう、
ド直球な告白を強いてくるECサイトが多かったんですが、
これって本気で白状させたがってるわけじゃなく、
マウスの動きでロボットか否かの判定が始まっていて、
チェックする時点では既に勝負が決まっているらしいんです。
この画面を見る度、
何度もログインを拒否され、途方に暮れるターミネーターを想像してしまうんですが、
逆にどうやったらロボットと判断されるのか、試してみたい衝動にもかられます。
ロボットの自己申告は、罠にかかった感満載ですが、この程度なら許せます。
で、この文字認証ですが、
ロボットには読めないような微妙な崩し方を使って判定しているんですが、
そのうちロボットの中から「オレ、これ読めるぜ」っていう変わり者が出てくる度に、
さらに読み辛く変化してきているようです。
挙句の果てに、人間でさえ読めないぐらい、曲がりくねった筆記体になっていて、
嫌がらせか?っていうレベルに達しているECサイトもありますね。
ここで間違えると、鬼の首でもとったみたいに、
《リクエストに問題がありました》
って、上から目線の反応が返ってくるものですから、
カッとなってそのままログインすると、
あれ?何故かログインできちゃうんです。
向こう側の連中(AI?)が、人間様がイラっとしたことに気づいて、
こいつロボットじゃないな、って気づいてくれたんでしょうか。
自分の家の玄関で、毎回クイズに答えるまでロックを解除してくれなかったら、
誰だってジェイソンス・テイサムみたいに、ドアを蹴破りたくなるはずですが、
やられてることは、それと同じです。
崩しすぎて判読できない文字も問題ですが、
横断歩道が映っている画像を全て選択しろ、ってヤツにも苛立ちます。
白線が微かに映り込んでいる画像まで選択すべきかどうか迷ったり、
逆に、どう見ても横断歩道が映っていない画像を見せられたりすると、
買い物したいだけなのに…、って途方にくれてしまいます。
そんな時は、選択する必要がないらしいんですが、
ひっかけ問題まで動員されると、買い物する前に無駄な緊張感を強いられます。
問題を解いたご褒美に、クーポンでもらいたいぐらいです。
信号機もよく出題されますが、あれってどこからどこまでが信号機なんでしょうか。
支柱まで含めて信号機って言う人もいるし、
支柱はあくあでも支柱であって、目玉と一体化している横棒までが信号機だっていう人もいて、
先ず信号機の本人確認が必要だろって話です。
ところが驚くことに、どっちでも合格するらしいから、謎は更に深まります。
たぶん「壁にぶち当たっても何とかして乗り越えようとするのが人間なんじゃ」
とか、向こう側の連中の中の長老みたいな人が、判断しているのかもしれません。
これだけ人間を悩ませる以上、セキュリティーの問題以外にも、
世界経済を混乱させてやろうとか、AIなりの、もっと遠大な計画があるのかもしれません。
その手に乗るわけにはいきませんので、わざとデタラメなタイルを選択して、
まだ、お前たちに地球を明け渡す気なんかないんだぞ、
っていう人間の強い意志を示すんですが、
あれ?やっぱりそのまま認証されてしまうこともあるから不思議です。
イライラっ
しかし、AIより”たちが悪い”のは、人間による認証かもしれません。
「マイナンバーカードのお受け取りには、本人確認が必要なんです。
もしご本人がおいでいただけない場合は、委任状がないとお渡しできないんですが・・・」
って、二歳児の委任状って何?
まだ、こんなんですけど?
イライライラっ