寄生獣 セイの格率

画像引用:Amazon

今さら絶賛するのは、かなり周回遅れですが、1週間で一気見するほどハマってしまいました。

アニメは原作より劣っているというレビューも見られますが、娯楽性と詩情を兼ね備えた、優れたアニメだと思います。

あらすじは良く知られているので省きますが、同じ寄生生物モノでも「ヴェノム」みたいにカラッとしておらず、ジメジメしているところが日本の漫画の魅力です。

寄生されたことで、徐々に人格に変化を来し、悩む主人公と、逆に寄生したことで、人間への理解を深める寄生生物たちがうまく対比されて描かれています。

自分達の存在意義を自問する寄生生物との関わりの中で、図らずも本来の人格を取り戻し、人としても成長していく主人公と寄生生物との友情に似た感情が、丁寧に描かれています。

脇を固める人間たち、寄生生物たち、いずれのキャラクターも丁寧に作り込まれていて、敵味方ともに魅力を放っています。

人間を含めた、生物の存在意義みたいなものへの問いかけが繰り返されますが、十分な答えは得られないものの、物語全体に深みを与えています。

適度な長さで完結させた潔さも見事です。

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