カーニバル・ロウ

画像引用:Amazon

Amazonオリジナル作品です。

人間と妖精が共存する社会(産業革命当時の英国風です)で起きた連続殺人事件を軸に、
事件解決に奔走する警部補と妖精の女性との恋愛を絡めた、ダークファンタジーです。

警部補にオーランド・ブルーム、妖精にカーラ・デルヴィーニュが扮しており、
一見、住む世界が違う美男美女の悲恋の物語を連想しますが、
実際は、ダークな世界観で貫かれた伝奇ロマンで、
殺人描写も極めてグロく、食事しながらは見られないレベルです。

人間と妖精との関係も、少数民族への迫害や差別といった今日的なテーマを彷彿とさせ、
妖精も薄汚い存在として描かれているところが異色です。

物語の前半は、ややじれったい展開ですが、中盤以降、徐々に謎が明らかになるにつれ、
ミステリーとしても盛り上がってきます。

一応、シーズン1で殺人事件は解決するんですが、
異種族間の対立は始まったばかりで、数々の伏線も回収されないまま終わりました。

シーズン1から既に3年経過し、シーズン2は撮影が終了しているらしいので、
間もなく配信されるはずです。

おぞましいファンタジーに興味がある人は、今の内にシーズン1を鑑賞しておいて、
シーズン2に備えておくことをお勧めします。

ちなみに、tomatometer 57%、audience score 87%、
と批評家と視聴者で大きく評価が分かれている作品です。

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